認知行動療法の要素を、より広く患者に届けたい。
はじめに
今回、名古屋市西区にある精神科・心療内科の船山メンタルクリニック、院長の船山様にお伺いしました。
「自分の思ったようにならない」という悩みで来院される方への認知行動療法を用いたカウンセリング技術で、多くの方の療法に携わっています。
ぜひ、一読ください!
今の職業を目指したきっけかは何ですか?
名古屋市立大学を卒業後、同大の精神医学教室で2年間の研修をしました。
天白区にある精神科病院の八事病院に勤務し、その後名市大の大学院に入りました。
大学では認知行動療法の研究をし、パニック障害や社会不安障害の2つのグループの認知行動療法を担当していましたね。
そのときに100人ぐらいの方を診たことが今の基礎になっていると思います。
お仕事内容をお聞かせください
精神科、心療内科を行っており、主にパニック障害、社交不安障害、全般性不安障害、強迫性障害、うつ病、双極性障害に対応しています。
症状の成り立ちを4つの要素に分けて分析をする認知行動療法を用いています。
認知行動療法は精神療法、カウンセリング技術の一つです。
認知を変えてみる、行動を変えてみることから始め、ご自身のつらさの特徴に合わせた治療を提供しています。
お仕事のやりがい、ご苦労されたことはありますか?
社交不安障害の患者さんは平均で病気を患っている期間が20年を超えています。
これは治療をしないと治らないと言えます。
対人関係の緊張の問題で学生なら学業や友人関係、社会人になり就職をしたあと職場の方との過ごし方で困っていた方が、有意義に過ごされている姿を見て、私のパーソナルな専門分野が、多くの人に役に立っていること、そして患者さんの満足度に繋がっていることが何よりの喜びです。
これから就職を目指す方や生きづらさを感じている方にメッセージをお願いします。
まずは生活習慣を見直すところから始めてほしいと思います。
就職をすることは通勤をする、職業的スキルを発揮する、休日はリフレッシュをするといった働くうえで様々なことが起きます。
そのなかで対人関係や働きづらさから生きづらさに繋がってしまう方もいます。
規則正しい生活習慣は基礎を作りますので、就労移行支援事業所のような支援施設で訓練を受けられるのは良いと思います。
おわりに
船山様、ありがとうございました。
基本的な生活や行動習慣がいかに大切なことかと、改めて思い知らされますね。
当事業所では初診、通院先の同行や、申請のサポートも行っております。
悩みや不安を一人で抱え込まずに、ぜひ相談をしてください。
船山メンタルクリニック
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名古屋市西区那古野二丁目23番16号-1