支援機関との連携を重視し、着実に就労をサポートしています。
はじめに
今回、イタリア料理「ピッツェリア マリノ」で障害者雇用をされている株式会社マリノ、大河内様にお話をお伺いしました。
様々な支援機関との連携により就労支援のサポートをされています。
飲食店ならではのこだわりや、就労支援の大切なポイントはとても勉強になります。
ぜひ一読ください!
イタリア料理を提供されるなかでの、こだわりをお聞かせください
MARINOグループは、創業33年をむかえ、愛知県を中心に全国で90店舗以上を展開しております。
マリノでは、『恋愛気分で心と心をつなげよう』『イタリア気分で美味しく、楽しく!』を理念に掲げ、お客様にこだわりの食材と、思い出の1ページとなるような愛ある食卓を提案しています。
マリノのこだわりとして、本場石窯焼きのピッツァをスタッフが一枚一枚丁寧に手伸ばしで調理し、生地は自社工場で製造しております。
工場ではその他に自家製法の生パスタも製造しておりさまざまな種類のパスタにもこだわりがあります。
また自社農園(マリノファーム)では新鮮な野菜を栽培し朝市の販売も行っております。
今後もマリノは更なる挑戦を続けお客様に喜んで頂けるお店作りを目指して参ります。
障害者雇用のきっかけや促進についてお聞かせください
きっかけは工場で就職を希望された方からです。長く働き続けられるために、私たちが就労支援のセンターや直接本人に寄り添えるかどうか、人と支援センターをセッションしている状況でした。支援センターなど私たちが障害者の方とどう向き合っていくのかわからないこともあり、活用できるものをフル活用して就労をサポートしようと思いました。
そこから障害者雇用が進むなかで、二つのことを重要視することになりました。一つ目は支援センターなど「支援機関との連携をとる」ことです。より良く本人と私たちの仕事を理解して進めていけるよう連携は重視しています。二つ目は「焦らない」ことです。障害ある無しに関わらず仕事において抱えている問題がありストレスというものはあります。多くを求めるのではなく、出来ることから一つずつ積み重ねてやっていく、それが一番大事なことだと思います。
お仕事のやりがい、ご苦労されたこと
障害を抱えていたとしても、ご自分で判断しご自分で仕事にきちんと向き合っている姿を見ると嬉しい気持ちになります。
今回、名古屋名西キャリアセンターさんから就職された方は、自分が活かせるフィールドを探し、積極的に自分の居場所のなかで仕事をされていることに驚きました。
一つの場所でダメだと判断をするのではなく、まず行動を起こしてみるということと、ストレスや身体の状態と上手に向き合いながら主体的に行動されていることが、長く働き続けられるコツなのかなと、お互いが寄り添い理解し合える関係を続けていきたいと思いました。
今まで一番印象に残ったこと
色々な障害があるということ、身体、知的、精神や発達障害など、障害者だからといって特別な目で見ないということです。
働く現場の方にも理解を求めることもあり、本人や支援センターだけで出来ることではないところを、一体となって進めていくことに印象を覚えます。
支援センターとのやり取りも大事ですが、まずは本人を知ること、本人に仕事のこと、会社のことを知ってもらうなど興味を持ってもらうことが一歩だなと思います。
これから就職を目指す方へのメッセージをお願いします
まずは間口を広げ、気になる企業があれば見学や体験実習などされることが一番です。
足を運んでいくうちに顔を覚えてもらい、少しずつお互いがお互いを知り慣れていくことだと思います。
年齢や体力が無い、自分の病が原因で仕事が出来るのか、という不安は思わないでほしいなと思います。
行動してみた過程のなかで、感じたことやご自身の経験として判断していただきたいですね。
おわりに
大河内様、ありがとうございました。
インタビューを通じて、支援機関との連携のなかでも、しっかりと本人への理解やお仕事をステップアップし、着実に定着していく流れがわかりやすかったです。
ぜひ、ホームページで会社概要などご確認いただき、ご興味がございましたらお問合せください!
・株式会社マリノ
HP https://www.marino-net.co.jp/