企業・医療/支援機関の声

医療・支援機関さま

名駅2丁目クリニック

自分と一緒に動いてくれる人を見つけてください。段階を踏んでステップアップしてほしいですね。

名駅2丁目クリニック【医療機関の声インタビュー】

はじめに

今回、愛知県名古屋市中村区の名駅2丁目クリニック院長の安田年伸様に、医療機関の声としてインタビューをしました。

 

机と椅子さえあれば患者を治療できるという理由から、メンタルケアの「かかりつけ」として気軽に相談が出来る診療所を目指し、名駅2丁目クリニックを開院。

 

就労移行支援事業所の利用を検討されている方や、メンタル面での相談を検討されている方など、ぜひ一読ください!

医師を目指したきっかけは?

学生時代は愛知県で過ごしていました。中学1年生のときに祖母が腰の病気で入院になり病院に行くことが多く、病院で働く人を見ていくうちに、将来医療関係で働いてみたいという気持ちが芽生えてきました。

 

大学進学で外科や心臓外科など、様々な科を学びました。学んでいくなかで救急医療に興味関心を抱き、名古屋掖済会病院の臨床研修を受け、救急の当直や救急と同時に心臓外科の研修も受けました。このときに、薬や治療をする施設がなくても、机と椅子があれば患者さんを治療できるのではないかと思い精神科の医師を目指しました。

お仕事内容をお聞かせください。

当院は精神科、心療内科を行っています。一人ひとりの心身の状態に即した問題解決の方法を一緒に考えていきたいと思っています。心の病気は医師が押し付けるものでなく、あくまで相談者ご本人様が「落としどころ」を模索し動いていかなければなりません。些細なことでも、心身の不調でもお気軽にご相談ください。

お仕事のやりがい、ご苦労されたこと

通院を続けた方が、3ヵ月後や半年後、1年後と経過していくごとに良い方向に変わっていき、通院を卒業してくれるときが一番嬉しいですね。

 

診療では私自身が患者さんを尊敬することを一番大事にしています。ご本人だけでなくご家族の方にも安心してもらえるような場所でもありたいからです。様々な生活状況があり、その環境に適応ができず悩む方が多いなと感じます。一人ひとり環境も違うため症状も違います。患者さんが無理をしてしまう傾向があるので、軌道修正をしながらでも寄り添うことが大切ですね。

これから就職を目指す方や生きづらさを感じている方にメッセージをお願いします。

孤独を感じている方が多いのではないでしょうか。人と関わるのが不安、1人で何かしようと考えると孤独から抜け出すことは難しいです。自分だけが病気と向き合うのではなく、ご家族の方もしっかりと向き合っていかなくてはいけません。自分の味方をつくり一緒に動いてくれる人を見つけてほしいですね。1人だと、どうしても悪い方に考えてしまい、行動が伴わないことがあります。なので、一緒に動いてくれる人から背中を押してもらい、就労移行支援事業所のような支援施設の扉をたたいてみてはどうでしょう。

働いている方なら、有休をとるなどして、まずは不安や悩みを相談する場所を見つけて、相談をしてほしいと思います。今までと同じような環境だと、状況は変わりません。

相談をすることで、きっとこれからの方向性を示してもらえると思うので、飛び込んでみると良いと思います。何もやらずにダメだと思うより、動いてみて良い方向へのきっかけを作ってほしいですね。動くことは勇気が入りますが、いきなりハードルを上げて動こうとするのではなく、段階を踏んでステップアップしてほしいと思います。

おわりに

安田様、ありがとうございました。

当事業所では初診、通院先の同行や、申請のサポートも行っております。

 

悩みや不安を一人で抱え込まずに、ぜひ相談をしてください。

 

名駅2丁目クリニック

HPはこちらから。

〒450-0002

愛知県名古屋市中村区名駅2丁目43番12号 東山ビル2F

CONTACT

お問い合わせ