D.M様【男性23歳/不安障害/事務】
名古屋名西キャリアセンターに通所して就職までの感想
最初は人と会話することが苦手でした。自分のコミュニケーション能力が低いのを感じていましたが、カリキュラムを受けつつ、午後の時間をパソコンなどで作業しつつ個別訓練で利用者さんと話をするようになり段々と自分から話せるようになりました。
スタッフのみなさんも面談の時や通所のときも、何気ない会話でコミュニケーション能力が向上することができ自信がつきました。
就職をしてからもコミュニケーションが取れるようになり、今では仕事でも問題なく取り組むことができ、報連相はもちろんですが周りのスタッフの方とも話が弾んで楽しいですね。
就職に向けて、何か工夫をしたことはありますか?
スタッフや周りの利用者さんとのコミュニケーションがとても重要だと思いました。自分から会話に入りにいくことが、最初のうちは出来なくてもよいと思っていました。
徐々に出来ていけば良いと思っていたので、そのようになれて嬉しいです。年齢離れた人が苦手でしたが、周りの利用者さんが男女年齢問わず幅広く、どのような話をすれば良いか勉強になりました。私が思うのは傾聴力です。人の話を聞いて、その感想を言ってみたりすることで、
会話が自然に弾んできました。あと、自己分析も大事かなと思います。自分でどう思ったか、自分が今こうだったかなと自己分析することが大事ですね。
就職活動で一番大変だったことを教えてください。
本来だったら人の前に立つのが苦手だったのに、まったくムードメーカーになるタイプではなかったのに、気付いたら話が弾んで皆さんの前でカリキュラムを行ったりと積極的にコミュニケーションをとる自分がいました。
自分はもしかしたら話したい性格だったのかもしれません。自分の性格を無理に変えようとするのではなく、少しずつ何かチャレンジしてみようというハードルを低く設定しておくことで大変さが軽減できましたね。
就職を目指している方へメッセージをお願いします。
一人ではなく就職をサポートする場所を利用し、職場への見学実習は行ったほうが良いと思います。何か言われてから動くのではなく、主体的になって動くのが大事かなと思います。
自分に興味のない職場見学の案内でも、ひとまず求人や会社ホームページで情報を見るなりして、自分で調べてみて、実際に職場見学に行き検討したほうが、企業研究の効果がより増したと思います。
それで「この会社良いな」と思えば職場の実習に進むと良いのかなと思います。私は3社への職場実習に行きましたが、自分の適性を確かめることが出来たのが良かったです。
例え不採用でも落ち込まず、切り替えていくこと大事で決して一人で落ち込むことはありませんでした。
スタッフの方がすぐに次への目標を提示してくれて、焦ることなく自分のページで出来ました。何かあればすぐに相談する癖も身に付いたのが私の障害の特性上良かったですね。ぜひ、頼れる場所や人を探してください。